プロジェクト21とは・・・・・
(財)日本ハンドボール協会の大西 武三氏は機関紙の中で次のように述べられています。

「プロジェクト21−構造改革− を進めるにあたって 」という文章の中で・・・・・
「・・・日本のハンドボールが21世紀に羽ばたくための構造改革を進めるための目標として、
 1、2010年にハンドボール人口を日本で3位に
 2、オリンピックに常時出場し、メダルを獲得できる実力
 3、日本ハンドボール協会が人、物、金で自立化
すること」を掲げ、このシステムを今年度中に完成させる計画を立てています。
 そして、更に、「・・・このPro.21を進めるに当たり、従来と異なる点について述べさせて頂きます。日本ハンドボール協会の事業は様々なものがありますが、すべて上記3つの具体的な目標、則ち、普及、強化、自立の三本柱を個々にではなく一体のものとして進めていることです。 日本ハンドボール界の実力を示すものとしてナショナルチームの国際舞台での活躍があります。しかし、ともすればそれを実現化しようとするあまり、強化に力が傾注、普及という大事な土台の部分を都道府県や連盟任せにしていたきらいがありました。ハンドボール協会にとってナショナルチーム強化は常々の最大の事業であることはもちろんですが、そのためには将来に向かって強化のための盤石の土台を作っていかなければなりません。普及を推し進め、そこから年代別のナショナルチームヘと繋がるシステムを作っていくことが必要です。」と、普及活動の重要性に言及されています。
 そして、「その実行プログラムがジュニア3000プロジェクト(J3000Pro.)とNTS(ナショナルトレーニングシステム)です。それらを都道府県協会・連盟と連動し、粘り強く進めていくことが最大のポイントになります。J3000Pro.は小学生を中心としてマスターズまでの地域のクラブチームを3000チームを作っていくことです。日本のハンドボール人口のほとんどが、中学、高校、大学の学校教育の中での活動に支えられています。勿論、さらなる学校の活動の充実も必要なことですが、自分の住む地域でハンドボールができるクラブの育成も生涯ハンドボールを進めていく上で不可欠です。そのためには原動力になってくれる指導者が必要です。ハンドボールが協会を組織して今年で約70年になります。それを可能にさせる人材はいるはずです。ハンドボールを経験したOB、OG更にハンドボールに関心を持つ人が指導者となってチーム運営に携わる環境を整えなければなりません。都道府県協会、連盟のPro.21に対する理解は深まり、徐々にその機運は高まってきており必ず出来るものと思っております。」と、各市区町村でのクラブチーム設立を呼びかけています。
 また、今年度から始まった全国中学生ハンドボール大会について、「・・・クラブチームが参加できる大会であり、各都道府県1チームが参加できることから小・中学年代の普及とクラブの育成に大きな意味のある大会であり、普及を進める上で大きな柱が立ったといえましょう。」とその目的についてはっきりと述べられています。
 そして、ここが一番重要かと思いますが、「ハンドボールはひとつの文化である」との立場から、「・・・最後にPro.21の前提として、ハンドボール競技そのものが、国民にとって魅力があり、社会に役立つ性質をもっていなければなりません。やっておもしろく、見て感動する競技であり、益々魅力あるスポーツとして磨いていかなければなりません。日本で開催した講習会でデンマークから来日したアラン・ルンド氏が言っていた、「デンマークではハンドボールは文化である。ハンドボールは日ごろの話題になっている」は非常に印象的でした。その意味で日本でまさにハンドボールが文化となる日が早くきてほしいと思います。ハンドボールに関係のある人、あった人が今一度、ハンドボールを思い起こし、それぞれの立場で盛り上げていくことが必要と強く感じています。」と締めくくられています。《(財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2006年3月号より引用》

 我々相模原ハンドボールクラブとしては、大西武三先生のこの構想を実現すべく、ハンドボールが盛んな相模原市の地に設立されました。永年にわたって中学校・高校の先生方が培われた素晴らしき伝統、即ち、「自分のチームの勝利のためにではなく、相模原市の生徒の成長のためにハンドボールがある」という哲学を大切にしていきたいと考えています。この哲学を実現することが、大西先生が言われる「ハンドボール文化」の構築に一番近道であると信じています。
 相模原ハンドボールクラブの活動に、ハンドボール関係者の皆様はもとより、市民の皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。
                                文責:事務局長・南木 雅弘